理解できないことが怖かった。

『勉強やめて早く寝たら』
って言っていた自分についてちょっと解説をつける。
ぐーちゃんは目標に向かって素直にまじめに努力する事が出来る性質をもった人で、
私にとって普段の彼女のそんな様子はきらきら光って見えるのですが、
受験の時は正直見ていて怖いな、と思うこともありました。
日常生活は普段通り。
イライラしたり怒ったりも無く黙々とお勉強です。
ちょっとずつ顔色が悪くなっていきます。
目の下のくまが取れません。
ほぼ修行の状態です。
私は彼女のそんな立派な状態が理解できなくて怖かった。
どーしてそこまで出来るのかわからなかった。
つまり私はぐーちゃんに、
『私に理解できないことをしないで!!』
って言っていたんです。

一方で私は自分がとてもエゴの強い人であると知っていましたから、
『私の言うことはきかなくてもいいよ』
『母親は子供に無茶な期待をついついしてしまったりするもんだし…』
『自分の都合を押し付けようとすることもあるしね』
と、ちゃんと子供達に言い聞かせていました。
それが功を奏したのか、ぐーちゃんは
『大丈夫だから〜』
といつも聞き流してくれていました。

そして『私に理解できないこと』を一番たくさん私に見せるのは実は旦那様でした。